本谷作品について考える
若すぎる私たちが、ありマジ、を演じる方法の一つとして、いかに自分の演じるキャラを馬鹿にしながらも実感をもつか、かなって、私は考えていました。
主人公以外は。脚本に不幸であることは充分明記されてるし、それをネタにすることが醍醐味で、やっぱり松尾スズキの教え子なんだなあ、と。
(本谷はそう言われることを非常に嫌っています)
でも本谷の方がキャラの作りが丁寧すぎるし、作風も全然違うなって私は思いましたけど。
前述したように、本だけでかなり爆笑できるありマジは、役者が動き出すと全然面白くなくなったりするの本当に笑えたけど、試されてる、、って思うと非常に楽しかったです。
それにしても"間"があんなにも明記されてる戯曲、律儀すぎて、あれは出版のために書かれたものなのかって疑問。しかも的確、なんですよね、。
五週間という急ピッチで作品作りをして、
もっと本谷作品について深く考えたかったし、
語り合いたかったなあ、と後悔もありますが、
今まで小劇でやってきた作品で、個人的に
1番好きな台本だったし、座組も素晴らしかった
と思います。
スタッフの力が、今回かなり大きな支えとなって、
スタッフワークの大きな成長にも繋がりました。
やはり、役者と同時並行で爆発してしまいがちで、
学生劇団世知辛、、、。
なんか終着点がわからなくなってしまって、
そう、引退前に、本谷作品できてよかった、、。
ってのが私の結論です。
家族の話って、いいですよね。
家族のことは、知りたいけど、知りたくない。
しかし、突然現れた女の存在で、露呈していく、
見て見ぬふりをしていた家族の本当の姿。
でも、絶望に確実性な理由をもつ彼らが
女は羨ましかった、
でも、あんなに真実を突きつけられても、
結局は日常に無理やりにでも帰ろうとする、
ハッピーバースデーを歌う家族は私たちの姿です。
最後まで女の名前を知ることなく、知ろうとも
しなかった彼らは、
何事もなかったのようにこれからもあのまま
生きていくのでしょう。
女が世に影響させるものの小ささは、
作家がわざわざ演劇という手段を使って作品を
世に出す姿と重なるものがあって、
ひとり、せつな、、ってなったりもしました。
小説だと大げさすぎるような、漫画だと物たりないような、
2時間行くかいかないかの、演劇でしか体現できない戯曲だったなあ、と思います。
そしてまさに2008年時代の作品であり、
2000年世代の私たちにとっては不変的な作品であるとも思います。
ストレス発散にもなるしね、発散劇って素晴らしいね。
ファーーーーー
ッ
ク
本谷有希子の、叫び、、、
終演。(最後のありマジ日記)
きょうは何もせずずーっとふとんのなかで寝ていました。
ひさしぶりに家族とごはんを食べるということをしました。
やっぱり稽古期間ってのはまともな生活じゃないな、とか思ったり。
楽日翌日はつかいものにならない人間、にさわまほでございます。
予想以上に、
ありマジが終わったことの寂しさから抜け出せないです。
今振り返れば、ほんとうに公演が打てるのか不安だらけだったし、ぜんぜん順風満帆にはいかなかったし、自分は人間関係も稽古のやり方も下手くそで、1年間なにやってきたんだ、って悔しくなったりもどかしかったり、稽古が苦痛だったことも何度も何度もあって、
でも信じてたから、やっぱりここまで来られた。
疑うことが役者の仕事かもしれない、けど、やっぱり演劇は信じることだと思うから、それに「信じる」っていうのは何もせずただ願ってるのとはぜんぜん違って、もうこれ以上なにもできないくらいにがんばってそれでもなお先が見えないときに祈りを持つような、そういうひたむきなものだと思ってるから。
最後は不安に思ってもしかたないし、疑ったりするべきじゃない。信じたものだけを舞台の上に乗せる。
美十理の役づくりがまったくできなくて、主婦とか、愛憎とか、サイコとか、わかんなくて、どう演じていいかわからなくてずっとずっともがいてた。
結果的に、にさわまほは当たり前に素人で、美十理の心をつかむことはできなかったけど、体現することは少しはできたきがする。
美十理として生きるのでなくて、美十理を表現した、みたいな?
もっともっとできたと思うけど、現時点でいちばん出せるものを出せた公演でした。
舞台は稽古期間の6週間ではなくて、本番の3日間で完成するものだって強く強く実感しました。
誰でもなく、舞台という空間が、観客の存在が、自分を成長させてくれたのを実感。
本谷有希子の作品は、カラダもココロも疲弊する芝居でした。
カラダあちこち痛いし、夜公演で疲れが出て危うく寝そうになったけど、終わってみたら、たのしかったなぁ、、、って。
毎回毎回懲りずに繰り返す寂しさ感じつつ、また次も舞台があることを何よりのしあわせに思って、あしたも前に進んでいきます。
ふぁーーーーーーーーーっく!!!!
笑ってください(ありマジ日記)
日付変わって今日がしょにち。
こんばんは、にさわまほです。
なんでこんなにブログ更新してなかつたんだろうって考えたけど、たぶん、心の中のぐちゃぐちゃな思い、ぜんぶ台詞に乗せて吐き出してるから、書くことなくなっちゃってたきがする。
日常。日常ってこわい。
いくら非日常に逃げても戻って来なきゃいけない、戻ってきたらしばらく逃げられない、
足のつかない海を遠くの岸辺までえんえん泳いでいくような。
月曜日から日曜日、また日曜日から月曜日、延々と続いていく日々に息が詰まることがある。
どこまで行けば終わるんだろう。
ちょっとねたばれだけど、私がいまいちばん心にのこってる台詞があって、
こんなことで逃げててもキリないんで。
どこ行ったって一緒なんです。
っていう。
美十理の人生、逃げ場ないんだなって。
今が幸せだろうが地獄だろうが、他にどこにも行く場所がないんだなって。
ずっとこの思い抱えて、演じています。
美十理の痛みは私の痛み。
共感してもらわなくてもいいんです。
哀しいな、滑稽だなって、笑ってくれていいんです。
だって自覚しなくてもいい、こんな思い、誰だって奥底で持ってるから。
ブラックでシニカルなコメディ、を装った、日常をぶち壊す神様みたいな女のおはなし。
笑ってください。
不幸せ最低ふざけんなよマジで
ちょっと間空きましたがやっぱり本番週近づくと更新し出すにさわまほです安定ですねありがとう。
先ほど5週目通しを終えてまいりました。
イヤハヤ、「あれ、余裕なんじゃね?」って冗談でもぶっこいたら痛い目見るっていうのほんとに顕著に出たカンジ、言霊ってあるのですね怖い怖い。
でも今日ヤバいって思ったらその分本番までにはいい波が来るんじゃないだろうか、と信じて。
ぶち当たった壁乗り越えようとしたら、見えたのは途方もなく広がる外の世界の景色でした。
越えたらまだ先に新しい世界がある。
その世界にもたくさんの壁やら崖やら乗り越えるものがたくさんある。
いつもいつもお客様にはそのときの最高の状態を、いちばん乗り越えた部分をお届けしているつもりだけど、ほんとはもっともっと乗り越えられるものは先にあって、それはもう当たり前で、だから、だからこそ、芝居をやめることはできないなって、強く強く思います。
脱にさわまほ、すこしは、できそうな気がします。
もっとできるけど、でもいまはとりあえず、前とは違ったにさわまほ、見せられるはずです。
最初はワケわかんなくて、もうなんなんこの役って思ってて、役との距離めっちゃ感じたしその後も思いっきり迷路ぐるぐるして全然こんなんじゃないって何度も何度も変えようとして、気がついたら美十理さんがとっても近くなってて、私の身体の一部で、よかった、ほんとによかったって。
美十理さんはきっと私に見えていなかったものを見せてくれる。
私たちの代弁者。
舞台の神様はやっぱりいるから、信じることは芝居だし宗教だし生きる術だから、信じて前に進むしかないから。
だから、美十理さんと、私の家族と、まっすぐに向き合いたい。もうしばらくだけ、いっしょにいたい。
大好きな大好きな本番週が始まる。
もうひと壁、乗り越えてきます。
超絶ハッピー
どうも〜
どうも〜
雨嫌ですね〜!
あめのせいでいろいろ最悪ですね
寒いし
自転車乗ってたらいきなり雨ふってくるし、
傘持ち歩いてない時にふりはじめるし、
家と学校往復することになるし、
まあ最後のやつは自分が悪いんですけど、
あとシャトルバスでハエに襲われるし
これもただの愚痴なんですけど
まあ、あるあるですよね!
でも毎日超絶ハッピーです。
はい。幸せ最高です。
ははは。\(^o^)/いいきぶん〜
あ、幸せ最高といえば!!!
7月公演、「幸せ最高ありがとうマジで!」
着々と本番に近づいております!
役者さんたちもますます稽古にはげんでおりま
す!
役者さんたち見てると役者やりたいな〜っておもいます。
小劇場の役者はみんなそんな気持ちにさせるような人たちです。
本番が楽しみですね
では!明日も元気に頑張りましょう∧( 'Θ' )∧
ダンディーに年をとりたいけど、今回はチンピラ
いえいいえい!川崎と申します乁( ˙ ω˙乁)
やっと、、、やっとレポートから開放されました、、、!!!
ほんと初のレポートだったんでなっかなか直しが止まらないし、そもそも作り始めたのが提出日の前日夜という、、、
更に畳み掛けでもう一つ同じ提出日のレポートもありまして。
その畳み掛けのレポートは17時に受付窓口に提出いたしました。(提出期限 17時)
あれですね、ほんと窓口とかって時間ぴったしになった瞬間にシャッター下ろしだすもんだから…ああ危なかったあああああ!!!!
ほんとに次のレポートは早めにします。
そして生活を充実なものにして、稽古にしっかり集中したいものですよね。
稽古でなかなか足を引っ張らさしていただいております。
と、年をとりたいとこれほど思ったことはないですまったく!そもそも滑舌、セリフ抜け...etcもろもろ、何と言うことなのでしょうよ!川崎!
ああ、でも稽古で悩んでいたとき、しっくり来た演技が見つかるともう、もう喜びンパのないものですよね!人から褒められるのも嬉しい!最近、より楽しいような…後はねこに癒されるだけです。
今公演間違いなくたのし!ぜひ!
裏表。(ありマジ役者日記)
夜の公園で鬼ごっこしてきました、にさわまほですごきげんよう。
どうしようもなく芝居煮詰まってて、でもそれがいちばん楽しいときだよねって、言われてなるほどなっと思ってしゃかりき稽古な毎日です。
美十理さん、前はもうなんか2メートルぐらい離れたとこからじっとこっち見てて、こっちおいで〜早よ近くに来て〜って思ってたけど、今は、なんか、すぐ後ろにいる感じ。
心の中にすーーっごい手強いモヤモヤというか、ぐちゃぐちゃしたものがあって、それの正体がたぶん、美十理さんなんだろうなって、思ってる。
彼女と私は似てる。
思考回路がおんなじ。
近すぎて、同じすぎて、私の嫌なところばっかり似ているから、美十理さんのこと考えてるとしんどい。
こんな感覚はじめてです。
公演の度にはじめてのことがあって、毎回前にやったことを忘れていて、いつもいつも新鮮に悩んで、だから苦しいし楽しい。
言い訳ばっかりして逃げてるけど、私この芝居から逃げたら人生から逃げることになる、って、ほんとうにそう感じてる。
彼女の人生は私の人生。
一からもういちど、考え直してみたい。
美十理さんの生きてきた人生。私の生きてきた人生。
たぶんふたつは色濃く重なってる。苦しいぐらいに。
しんどいけど、ほんとうに真剣に考えたい。彼女のこと。
あしたも1cmぐらい彼女に近づけたらいいな。
おやすみやんせ。